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IPOが多い月はいつ?12月はIPOラッシュ!

グラプ

ここ数年間で投資家の注目を集めているのが、株式新規公開(IPO)株です。
IPO株は上場後に値上がりして大きな利益が得られる可能性が大きいため、希望者多数で抽選になるケースがほとんどです。
基本的にIPO銘柄は毎月数件程度が公開されていますが、毎年12月と3月になるとIPOの数が増加することが知られています。
これらの月の中でも特に12月が多く、投資家の間では「IPOラッシュ」と呼ばれているほどです。

実際に過去数年間に遡ってIPOの発表が多い月を比較してみると、2016年については3月が22件、12月が15件で3月が最多でした。
ところが2012年~2015年を比較してみると、2015年は12月が17件で3月が15件、2014年は12月が28件で3月が11件、2013年は12月が17件で3月が9件、2012年は12月が15件で4月が7件と続いています。
過去数年間の月ごとのIPO発表数を比較すれば12月が最多で、3月が2番に多いことが明らかです。
ちなみにIPO発表数が0~3件の月も存在し、月によって大きなバラツキが存在することがわかります。

銘柄によっては、上場間際になってから突然IPOの発表が行われることがあり、抽選の申込期間がかなり短い場合があります。
このため、IPO銘柄の購入を希望する場合は、12月と3月に株式に関する情報に特に注意を払うようにしましょう。

複数の証券会社のIPOの抽選に申し込みをしておけば、各社で1人1口ずつ抽選に応募することができ、当選のチャンスを高めることができます。
このため、多くの抽選に応募することができるように、12月に合わせて事前に買付余力用の資金を調達しておくと良いでしょう。
過去数年間の記録を見る限り、12月と3月には必ずIPOの抽選が行われるため、12月または3月に合わせて定期預金を解約したりカードローンを申し込むなどして買付け用の資金を用意しておけば、無駄になる事はなりません。

12月と3月にIPOが多くなる理由は?デメリットもある

12月と3月にIPOが多くなる理由ですが、企業の決算時期と深い関係があります。
一般的に企業が新規に株式を公開して上場するためには、直近四半期(3ヶ月)分の決算を確定して決算発表を行い、株主総会での決議、上場申請、証券取引所審査、上場申請承認のプロセスを経なければなりません。
株主総会で上場を決定してから上場申請承認まで約1ヶ月弱程度の期間を要します。

日本の多くの企業は3の倍数月に四半期ごとの決算発表を行うため、これらの月にIPOが集中しやすくなります。
特に3月は年度末の決算時期なので、必然的にIPOの発表が多くなります。
3月よりも12月の方が多い理由ですが、年内に上場をしておきたいという思惑があるためです。
このため、毎年12月になると年内に駆け込むかたちで、IPOの発表が増加します。

一般的にIPO銘柄の株は上場後に予想される時価よりも安く販売されるため、お買い得である場合が多いです。
このため、抽選に当選して購入することができれば、かなり高い確率で利益が得られます。
12月と3月投資家にとって12月と3月はIPO株で利益が得られるチャンスとなりますが、デメリットも存在します。

新規に株式を新規公開した後になって、業績を下方修正を発表したり、不正会計などが発覚するようなケースがあります。
このような場合、投資家の信頼を失って株価が新規公開時よりも大幅に下落してしまいます。
実際に過去にこのような事例があり、投資家の間で「上場ゴール」などと言われています。
業績の下方修正や不正会計は決算時期の直前に公表されることが多く、12月のIPO銘柄はちょうど決算時期の直前にあたるため、購入直後に予期せずに株価が大幅に下落してしまうリスクがあります。

毎年12月はIPOラッシュで高い利益が得られるチャンスですが、購入に際してデメリットがある事も留意しておくようにしましょう。

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